№7 外国からのお客様

 4月21日(土)イルクーツクの太鼓奏者の方々が太悳との交流の為に本学を訪れました。ロシアの伝統的な太鼓は、抱えて手指を器用に動かしながら打つもので、とても素晴らしい演奏でした。

 皆さんごの活躍は、バイカル湖の氷だけで演奏する様子など、YouTubeで見ることができます。

№6 依頼演奏報告

 2018年4月6日、13日に、天童ホテルで依頼演奏がありました。奏者の演奏能力の向上を感じた演奏でした。しかし、それでも奏者にはいつも課題があります。前回も触れた「音を合わせる」ということもその一つです。今回は、引き続きこれを踏まえて現在の太悳の様子を書いてみたいと思います。

 

現在の奏者の様子

①今年1月の依頼演奏で、〝会場によっては音がずれて聞こえることがある〟という体験をしました。

②演奏中に突然〝音を合わせる〟ことに「意識」が向き、自分と他者の音が合っていないことに気づきました。

③他者の音に合わせようとしているとき、〝急に演奏する手が止まってしまう〟ということがあります。止めるつもりはないのに止まってしまうのです。

④音がずれていないのに〝どうもしっくりしない〟と奏者自身が感じているので、さらに稽古を繰り返しています。

 

知っておきたいこと

 〝できない〟から〝できる〟という経過には、ある特徴的な事柄を示す位相がありますが、とりわけ「音を合わせる」という意図的な稽古には、以下の内容を確認しておくことが役立つと考えています。

①合わせようとするとき、自分の動きに微妙な違いがあるということに気づくことができる、ということはとても大切なことです。

②しかし、1人で演奏しているときと他者と合わせようとするときの意識には違いがあり、合せようとすると自分の動きの感じが隠れてしまいます。

③他者と合わせるということは、自分が演奏しながら、他者の音を聞き、自分の音と他者の音が合っているのかを確かめながら、同調させなければなりません。

④そして、他者と共振して出会い現象を形づくっていくことが求められることになります。

⑤ここで最も大切なことは、自分一人が〝そうなってしまう〟とか〝できない〟ということではなく、誰もが体験することであるということを知ることでしょう。

2018年4月17日

川口幾太郎


№5 山形県「花回廊」キャンペーン公演に関して

 2018年4月1日、山形県「花回廊」キャンペーンのオープニングセレモニーが開催されました。太悳は、JR山形駅でお出迎えの演奏を行いました。

 

 さて、旅行客の皆様方には演奏を楽しんで頂けたでしょうか。

 

 これまでの体験から、突然の和太鼓演奏に遭遇した旅行客の方々の様子はさまざまです。手拍子で楽しんだり記念の写真を撮ったりする方々がいる一方で、急いでいるために脇目もふらずに通り過ぎる人もいれば、気分がすぐれず煩いと感じながら改札へと急ぐ方もいたかもしれません。

 

 日頃、奏者が体験している和太鼓演奏の舞台という場とは異なるこのような状況の中で、今回はどんな気持ちで演奏すればよいかを予め想像しておく必要がありました。現在の太悳は、駅での演奏がはじめて、というメンバーが多かったため、心の準備が必要だったのです。

 

 奏者は観てくださっている方々を感じます。常に感じています。感じざるを得ません。

駅での演奏であっても観ている人、聞いている人に心地よさを感じてもらえるよう、奏者自らが楽しみながら、打っては消える太鼓・篠笛のより良い音を目指すことになります。

このとき、奏者自身は何を感じ、それをどう理解し、何を思って演奏するでしょうか。

今回は、これを課題として演奏に向かいました。

 

小学生、いや、この日から中学生になった2名の奏者には少しばかり難しい課題ではありましたが、本人なりに解釈し真剣に向き合ったことと思います。

 

もう一つの課題

 奏者Hは、あるフレーズで音が遅れるためこれを修正できるか、また、先週の「文化遺産まつり」での失敗を修正できるかが課題でした。前者はそのフレーズの中のたった一つの音である十六分音符の長さを捉えられるかということ、後者は演奏仲間の音と動きを捉えられるかということであり、これらに意識を向けられるかということが課題でした。

2018年4月2日

川口幾太郎