思い切って

長年慣れ親しんできた「遊山」を、現在編曲しています。
単純に、太鼓の数が減ります!
ただでさえ3人で演奏するのに音を減らして大丈夫なの?と思われそうですが、
今のアレンジの方がむしろ迫力が増して、全体が締まった感じになりました。
三尺桶の低音が入ると、だんぜんいい雰囲気になるんですよ。

こんな風に、私たちと一緒に曲も成長していくんですね。
同じ曲でも表現で全然違う曲のようにも演奏できるし、アレンジでさらにその幅を広げることもできる。
もちろん、その選択や判断は難しいもので、常に試行錯誤の連続です。
やはり日々の練習や演奏の中で、「そう演奏しているつもり」と満足するのではなく「どう聴こえるんだろう」と追及していくことの大切さを実感します。
できるようになったら満足してしまい「慣れ」になってしまうと、より良くなる可能性も閉ざされてしまいます。感覚の意味を感じようとする意識が自我に気づきをもたらし、そこから「こうやってみたい」という新しい発想も生まれるのではないでしょうか。

生まれ変わった「遊山」を練習しながら、
たった数分間のリズムの中に潜む無限の広がりを感じたのでした。
今日も練習がんばります!