旧県庁前広場にて

去る9月26日、「六十里越街道 全ルートを歩く会」のイベントにて演奏してきました。
演目
 1.追い風
 2.ことはじめ(アンコール)
 「六十里越街道」とは鶴岡と山形を結ぶ古道で、実総延長は120㎞にもなるそうです! その街道の“全ルートを歩く会”というものが「東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター」主催で行われ、ゴール地点である旧県庁にて、到着イベントとして太悳の演奏が行われたのでした。
 山形には、山岳信仰の整地と称される「出羽三山」がありますが、その出羽三山に参詣する道として多くの人に利用されていたのが「六十里越街道」だそうです。
 さて、今回の会場である旧県庁前広場は、太悳にとっては初めての会場でした。地面は石畳、後ろは古い石造りの旧県庁と、周囲を石で囲まれています。 この石の影響か、音の響きが非常に良かったです! 太鼓も篠笛もすごくよく響く上、奏者同士でもお互いの音が聴きやすいのです。 もちろん雰囲気は抜群。とても気持ちよく演奏できました。
明治時代のレトロな洋館と和太鼓。
この組み合わせ、どうでしょうか?
 街道を歩いてきた方々がゴールすると同時に、演奏開始です。皆さん1週間かけて長い道のりを歩いて来られたのですよね…。お疲れさまでした。演奏が始まると、通りがかった方々もたくさん集まってくださり、広場はちょっとした賑わいに包まれました。まるでストリートライブのよう!
 「ゴールおめでとうございます!」という気持ちを込めて、アレンジを新たにした『追い風』を演奏しました。(実は、新アレンジでは初めてのお披露目でした。)
 本当はこれで終わる予定だったのですが、嬉しいアンコールをかけていただいたので、もう1曲『ことはじめ』で締めくくりました。 「六十里越街道を歩く会」参加者の皆さんへの労い、そして今後の活動の追い風になれば幸いです。