ご報告が遅くなってしまいましたが、5月7日に石巻の復興イベントに出演してきました。
被災地で和太鼓演奏がどう捉えられるのかどきどきしながらの出発になりましたが、 演奏のあとに「よかったよ」と声をかけてもらえて、ほっとしました。
今回のイベントの終わりに、オファーをくださったBRA(国境なき奉仕団)の方が海沿いへ案内してくださいました。
そこで見た光景はあまりに現実味がなく、どう理解していいのかわからないほどでした。
車のガラス越しに崩壊した建物や車などのがれきの山を見ていましたが、途中、こんなものを見かけました。
そっか子どもの日だったんだなあ、と、妙に思いふけってしまいました。
この場所の他にも、あちこちでこいのぼりを見かけました。
こんな状況の中でも、だれかが(もしかしたら多くの人が)こどもの日だからこいのぼりを上げないと!と思ったのでしょうね。
喜ぶ、たのしむ、感動する、そういった気持ちは、ひどくつらいときに持つことが難しくなるもののように思います。
けれど、そういう気持ちを持つことによって前を向くことや立ち上がる力へとつながることがあったらいいなぁ、と思っています。
もうひとつ、これは書かねば!ということがありました。
←川口先生が文字をかいているものが何かわかりますか?
同じくイベントに参加していた利府和太鼓集団「族(やから)」の皆さんが、太鼓の面をメッセージボードにしていたのです。
被災地の方や出会った人のコメントがいっぱい。
今回の被災を受けてはじめたそうですが、もう二代目の太鼓になるみたいです。(裏面もびっしりです)
まさか面に文字を書くことになるとは!とどきどきしつつ、太悳も一筆書かせていただきました。
Tobe Akane