明日は大学祭

上着が必要な季節になってまいりました。

台風が秋を運んできたかのように、山形はここ数日で急に寒空へとかわりました。

 

私たち太鼓のなかまたちは、この秋のイベントに向けて多忙な日々を送ってまいりましたが、それもいよいよ大詰めです。

 

明日9月24日、25日は、東北芸術工科大学にて大学祭が行われます。

太悳学生組も、例年と同じく水上能楽堂にて和太鼓演奏を行います。

 

今年の震災は、夏休みの短縮や、練習時間の減少など、学生の生活や心にも大きな影響を与えました。

また、昨年は15名だった学生組部員は、今年は5名になりました。

それでも学生部員は、厳しい状況の中、一人ひとり何か新しい発見、何か新しい芽生えがあったようです。

明日の公演はこれまでの努力が実るよう、活き活きとした舞台にしてほしいものです。

 

さて、この学生組の公演では、緊張しながら桟敷で時を過ごす私たちですが、この4日後には私たち太悳が出演する「邦楽鑑賞会」が控えています。

この公演にあたり、3つの新たな仲間が加わりました。

 

手前から、"雪ばい"、"まご唄鈴"、"オルゴール"と呼ばれる楽器です。

これらがどんな音を生み出すかは、是非、生で感じていただければと思います。

今回の公演に向けて購入したものですが、今後の太悳に是非取り入れていきたい仲間たちです。

 

新しい楽器は、新しい表現に繋がる可能性があります。

ですが、それだけではなく、演奏者である私たちの心にも新しい何かを芽生えさせてくれるような気がしています。

 

学生組の「大学祭公演」と、太悳が出演する「邦楽鑑賞会」では、学生組が学んだ新しい何か、私たち太悳の新しい何かを皆さんに感じて頂ければ幸いです。

Tobe Akane